こんばんは!
子育て世代のマネーアドバイザー
鳥居麗子です
はじめましての方は、
こちらをごらんください →プロフィール
今日は、映画「みんなの学校」の舞台、大空小学校の初代校長、木村泰子さんの講演会のビデオ鑑賞会に先日(1月30日)参加してきたので、アウトプット。
映画「みんなの学校」は、過去2回鑑賞していますが、そのたびに「こんな学校があったらいいな」と強く思い、感動の涙を流し、多くの人にこの映画を見て欲しいと願うという、お決まりのパターンに。しかし残念ながら、木村先生の講演会には、いつもスケジュールが合わず💦
10何年ぶりに会った元同僚が、12月14日に開催された講演会の運営に携わっていて、 ひょんなことから ビデオ鑑賞会があることを知ることができ、参加できました!
「みんなの学校」って!?
学校の理念は「すべての子供の学習権を保障する学校をつくる」
講演の中で、木村先生が何回言っていた言葉、
「すべての子どもには学ぶ権利がある」
憲法26条にあるように、当たり前のことだと。
憲法26条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
映画は、それを体現した大空小学校の一年間を追い、ありのままにすべてを映します。 HPからの抜粋と、予告youtubeをご覧ください。
“不登校も特別支援学級もない 同じ教室で一緒に学ぶ ふつうの公立小学校の みんなが笑顔になる挑戦”
大空小学校がめざすのは、「不登校ゼロ」。ここでは、特別支援教育の対象となる子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんな同じ教室で学びます。ふつうの公立小学校ですが、開校から6年間、児童と教職員だけでなく、保護者や地域の人もいっしょになって、誰もが通い続けることができる学校を作りあげてきました。
「みんなの学校」公式HPより
すぐに教室を飛び出してしまう子も、つい友達に暴力をふるってしまう子も、みんなで見守ります。あるとき、「あの子が行くなら大空には行きたくない」と噂される子が入学しました。「じゃあ、そんな子はどこへ行くの? そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず」と木村泰子校長。やがて彼は、この学び舎で居場所をみつけ、春には卒業式を迎えます。いまでは、他の学校へ通えなくなった子が次々と大空小学校に転校してくるようになりました。
『みんなの学校 in 静岡県東部実行委員会 』
木村先生のお話しのアウトプットの前に。
昨年開催された講演会は、『みんなの学校 in 静岡県東部実行委員会 』という、「みんなの学校」に賛同する静岡県東部各地域で活動する母親団体、子ども支援団体が協力連携して立上げた、実行委員会組織が主催したものです。
10人にひとりが不登校の時代。心のバリアを取り払い、どんな個性も大切にすることが大事であると考え、 子どもたちの笑顔と未来のために、「地域としてできること」を私達は静岡県東部全体で考え実行していきたい、という思いを込められています。
この、実行委員会には多くの友達が参画しているのですが、彼女たちの熱意、行動力、影響力、巻き込み力、その全てをリスペクト。
講演会中の木村先生と会場のやりとりの場面から、御殿場市長や多くの先生方も参加されていた様子。地域全体で守り育てるための指針「子ども条例」を定めている御殿場市、「みんなの学校」が誕生する日が来るかも!?
木村先生の言葉、備忘録
言語化が苦手な私(^^; でも忘れたくない言葉が一杯! とりあえずメモした気になる言葉を書き出しました。「みんなの学校」を見てみたい、木村先生の話を聞いてみたいと思って頂けたら嬉しいなと思います。
「みなのためのみんなの学校」=「自分が作る自分の学校」
「一人一人なりたい自分が違う」のに、 学校というスーツケースに収めようとしている。スーツケースに収まらない子が学校に来ていない、来れない。
引きこもりの大人の多くは不登校だった。
〇「学校に行きたくない」⇒「フリースクールという選択もある」
×「学校に行きたいけど行けないから」「フリースクールに行く」
学校にいけない子は、100/0で悪くない(誰も悪くない)
「みんなに迷惑をかける」の一言で病院に行く、「発達障害」と診断され薬を処方される。あの子は発達障害だからのレッテル。
大空小学校の噂を聞いて、木村先生がいた9年間に、50人、学校に通うことが困難な発達障害と診断され薬を服用している子たちが転校してきたそう。脳疾患のコントロールのために薬を必要とした一人以外、大空小学校に来た49人の子が薬を止めた。薬必要なかった。
毎日トラブルが起こっても、子どもたちが納得すればすべてが “学び”。大人はジャッジしない。 “学び” となるようにするのが大人の務め。
学校の力による指導は言葉の暴力。大人が変わらず、指導の名のもとに子どもを変えようとする。学校の力による解決 ⇒ 謝っても納得していない ⇒ 先生に言ったら~、今度やったら~もっと○○するぞ、いじめ、解決にならない
起こっていることを、子供を主語にして捉える。子どもが困っている。宿題やっていこない=子どもがわからないからかも。
大人に必要なのは、たった一つの能力「人の力を活用する力」⇒( 1人だけで抱え込まない、違う視点・関わりを利用、子どもにとっても逃げ場となる)全ての子供の居場所を作ることにつながる
「死ね」なんて人にいったらあかん=大人の知っていることを教えてやるというスタンス。大人の価値観でジャッジする前に、何で「死ね」って言うんだろうと考える。実は、「とっとと向こうに行って」が表現できなくて、「死ね」だった
大空小は誰の文句も受け付けない小学校です。文句は誰一人幸せにならない。
大空小の六年生は全員がリーダー。リーダーの条件 ①先生に頼らない(自分で考え自分で行動する)、②人のせいにしない、③文句を意見に替える
せいちゃんの卒業式での言葉「人にとって大事なのは平和です。自分のとなりにいる人を大切したら、平和になるんです」
映画の中のカズキのその後の話。色々あったけれど、高校が終わると大空小学校に来るという3年間。小学校の時は夢なんて語ることのなかった子が、 高校の卒業式で 「先生になりたい」という夢を語り、「大空小学校の地区に住みたい」と言ったのだと。(映画を思い出して泣きそうなった)
病気は治すもの、障がいは個性、個性は治すものではありません
全国48都道府県、講演活動に回っているが、まだまだ。呼ばれればどこにでも行く。
同じような思いを持って、変わってきている学校が全国にある。東京のど真ん中の公立中学校(麹町中学校)で、「宿題」「クラス担任制」「定期テスト」を廃止して、学校の当たり前を変えている。(ネットで見つけた、麹町中学校の校長先生と木村先生の対談の様子はこちら)
「学校が変われば、地域が変わる。そして社会が変わっていく」
「みんなの学校」次はどこで上映される!?
静岡県東部では、6月21日に沼津市のプラサヴェルデで、「みんなの学校」の上映会があるそうです。木村先生の講演会もあるって言ってたっけかな?メモし忘れました。また詳細情報を入手したら、ブログかメルマガでアップしますね。確実に情報を受け取りたい方はメルマガ登録をどうぞ!
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